ADAM A5のスイッチを修理する

Nori (groocyweed)
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当記事は、旧ブログにて公開していた複数の記事をひとつにまとめ、一部加筆修正を行ったものです。
(見出しの日付は元記事の投稿日)

2013年8月18日 スイッチそのものを修理する

モニタースピーカーのスイッチの中に何かが引っ掛かっているような感覚があって動かなくなり、とりあえず中を確認しようとノブを取り外したところで原因が判明。
スイッチノブの支点となる部分が欠けていました。

スイッチを取り寄せることができるかどうかを問い合わせたところ、スイッチだけでの取り扱いはしておらず、スイッチやボリュームなどがまとまった状態のフロントパネルしか扱っていませんでした。
また、配線の都合もあるため、メーカーでの修理を勧めるとのこと。
そうなると、往復の送料や技術料が加わり結構な額になってしまいます。
電気的な故障や内部の機械的な故障であれば迷わずメーカー送りにするところですが、このケースではちょっときつい。

そこで、消しゴムをON/OFFのボタン代わりにするという超適当な方法で対処。
見た目はひどいものですが、電源のON/OFFは問題なくできるので、ひとまずはこれでよしということに。

そのまま結構な月日が経ち、やっと修理をする気になりました。
先日、家具の補修でエポキシパテという物を使ったのですが、それが思っていた以上にカッチカチに固まるのを見て、これならスイッチノブを直すのに使えるんじゃないかと考えたのがきっかけ。

使用したエポキシパテは、2種類の粘土状の物を練り合わせると化学反応を起こして数分後に硬化します。
指である程度の成形をしてから完全に硬化するのを待ち、あとはひたすらヤスリで削っていきました。
欠けずに残っている反対側の支点部分と見比べながら、形を整えて完成。

補修後のノブを元の場所にはめ込む時は、力をかけた途端ポキッと折れてしまうんじゃないかとかなりドキドキ。

パチンと音を立ててしっかりとはまり、ON/OFFの動作も良好。

消しゴムスイッチ生活(左上)もあれはあれで趣がありましたが、やっぱりオリジナルのスイッチだと見た目がびしっと締まります。

あとは耐久性が気になるところ。

2014年6月22日 スイッチを代替品と交換

去年の8月にスイッチを修理したADAM A5。
今度はもう片方のスピーカーのスイッチが壊れてしまいました。

破損箇所は前回と同じで、スイッチの支点となる部分。

酷使しているわけでもないのにこうも簡単に壊れてしまうなんて、運が悪かったというよりスイッチの強度に問題があったんじゃないかと疑いたくなってきます。
そこで検索してみたら、同じ問題に悩まされている人が他にも結構いました。

そんな中で発見したナイスな動画。

ADAM A7(スイッチはA5と同じ)のスイッチを交換しています。
どうやらこういったスイッチ類には規格があるため、オリジナルと全く同じ物でなくても、規格さえ合っていればピッタリサイズで収まるらしい。

それならばと僕もスイッチ交換に挑戦。

中の線を傷つけないように結束バンドとビニールの被覆を切り取る。


問題のスイッチは黒い樹脂で念入りに固定されています。

これを取るのが本当に大変でした。

カギ針状の道具を使って樹脂を削り取っていき、やっとの思いでスイッチの取り外し完了。

オリジナルのスイッチはLECIというメーカーのRS601という物。
取り付け穴径が約19mmで、最太部の径が23mm。
定格は125VAC 10A。

条件に当てはまっていた、マル信無線のMS-110というスイッチを購入。

左が今回破損したスイッチ。
真ん中は去年エポキシパテを使って修理した物で、今でもちゃんとスイッチとしての機能を果たしています。
エポキシパテの強度&耐久性はなかなかのもの。
右が今回新たに取り付けるMS-110。
見た目的にはオリジナルのほうが好みですが、壊れやすいんじゃどうしようもない。
MS-110の耐久性には期待しています。

パネルの穴に新しいスイッチを押し込むとパチンと音を立ててはまり、グラつきなども全くなし。

再び交換する羽目になる可能性を考慮し、ハンダ付けではなくファストン端子で接続。

左右両方のスイッチ交換を終え、完全復活。

新しいスイッチで気分もスッキリ新鮮。

それではまた。