ルーパーの操作に使うためのフットスイッチを作りました。
BOSS RC-1と簡易版フットスイッチ
半年くらい前にBOSSのRC-1を購入しました。僕にとって初めてのルーパーです。
ルーパーを使うのは本当に楽しくて、飽きることがありません。
音をどんどん重ねて壁のようにして遊んだり、一人ハモリや一人セッション、練習時の伴奏役、思いついたフレーズをずっとループさせて次のアイデアが浮かぶのを待ったり、いろいろな用途で便利に使えます。
そんなRC-1ですが、複数の役割を1つのスイッチで賄っているため、単体で使うと操作が煩雑(2度押しや長押しが必要)になってしまいます。
快適に使うためには外部フットスイッチが必須と言ってもいいでしょう。
とりあえずのお試しといった軽いノリで、手持ちのパーツを使って簡易的な物を自作。
ユニバーサル基板に小型のプッシュスイッチとスライドスイッチ、ジャックは古い機材から取り外した物の再利用品、土台はダイソーのスチレンボード。
こんなしょぼい作りでもバッチリ機能しますし、極性の切り替えも可能でいろいろな機材に対応できます。
ただ、足踏みに耐えられる剛性のスイッチではないので、ふんわりと優しく踏まないと壊れてしまいそうで怖い。
2つのスイッチの間隔が狭く、裸足じゃないと踏み分けが難しいというのもマイナスポイント。
この簡易スイッチを半年ほど便利に使っていましたが、そろそろちゃんとした物を使いたいということで、あたらめて作り直すことにしました。
回路
回路は単純で、難しいところは何もありません。
実体配線図にするとこんな感じ。
フットスイッチを踏んだ時に、信号線とGNDをショートさせたり離したりするだけ。
ひとつ注意しなければならないのが極性です。
- 普段はショートしていて、フットスイッチを踏んだ時だけ開放。(Normally Closed)
- 普段は開放していて、フットスイッチを踏んだ時だけショート。(Normally Open)
機材によって求められる極性が異なるため、フットスイッチをそれに合わせないと正しく動作しません。(例えば、ヤマハやローランドはNormally Closed、コルグはNormally Open)
使う機材が決まっていて、それに合わせた極性で作るという手もありますが、切り替えできるようにしたほうが何かと便利だと思います。
1回路につきスイッチを1つ追加するだけで簡単にできますし。
ケースの加工と塗装
まずは穴開け加工から。
アルミケースはタカチのTD 4-9-3Nです。
過去にアルミケースを使用した作品は全て無塗装でした。
初めのうちはハンドメイド感があっていいなと思っていたものの、長く使っていると表面の銀色がくすんで汚く見えてしまうのが気になっていました。
今回は見栄えも考えて塗装をすることにします。
・サンドペーパーで表面を軽く研磨
・メタルプライマーを2度塗り
・白のラッカーで5度塗り
・ラベル貼り付け
・クリアラッカーで2度塗り
これはラベルを貼る直前。
ラベルは透明のフィルムにインクジェットプリンタで印刷するタイプです。
パーツ同士が干渉しない穴の位置決めやラベルのデザインはOpenOfficeのDrawで行いました。
市販品っぽく見えるようにロゴ的なものも考えてみました。
最後のクリアラッカーが乾き、ケースが完成。
アンプのシャーシを黒く塗った時、すぐに剥がれてくるという失敗をやらかした(原因はおそらく厚塗り)ので、とにかく薄塗りということを心がけて作業しました。
薄く吹いては乾かしてを繰り返すこと計9回。
ちょっと触ってみた感じでは、簡単に剥がれてしまうということはなさそうです。
上の画像では綺麗に仕上がっているように見えますが、塗装に小さな埃が噛んでいたりラベルの下に気泡が入っている箇所がいくつかあります。
近くで見ないと分からないような目立たないものなので、あまり気にしないことにします。
パーツの組み込み
ケースにパーツを組み込んでいき、配線をしてハンダ付け。
部品調達の都合でフットスイッチが3回路2接点(3PDT)の物になっています。
秋月で売っているモーメンタリのフットスイッチがこれだけでした。
空いている2回路がもったいないからLEDでも付けようかと考えましたが、面倒なうえメリットが何も無いのでやめました。
完成です。
汎用品であるこの手のフットスイッチに役割が明記されることはまずありませんが、僕は基本的にRC-1で使うことを想定しているため、UNDO / REDO・STOP / ERASEという役割を書き入れておきました。
側面のジャックとスイッチ。
TRSプラグを挿したときのTip-B / Ring-Aという振り分けは、BOSSのデュアルフットスイッチ(FS-6やFS-7)と同じにしています。
極性切り替えスイッチの表記は少し悩みました。
「スイッチの上下にNormally Closed / Normally Openと書いて、横にPolarityとするのが分かりやすいけどスペースが狭いしなー、どうしよっかなー」って感じで何度も行ったり来たりしていました。
実際に使ってみて、やっぱり便利だなと実感。
壊れるのも踏み間違えるのも恐れることなく、勢いよく踏めるというだけで使いやすさが格段に向上しました。
特にルーパーで使う場合はタイミングが大事になるので、迷いなく踏めると演奏が安定します。
しっかりした物に作り直してよかったです。
それではまた。








