ここ数年、新しい機材やソフトを導入してもブログに書くことがなかったのですが、最近買った物でかなりの衝撃を受けたので、その勢いでこれを書いています。
記事タイトルにもあるとおり、Synthesizer V を購入しました。
Synthesizer V の存在を知るに至るまで
VOCALOIDのこと
現在のメインPCを組んだとき、VOCALOIDのインストールは保留していました。

約10年ぶりにメインPCを組む
メインのデスクトップPCを新たに組みました。 数年前、Zen2が話題になった頃からやろうやろうと思ってはいたのですが、現状にそこまで不満がなかったためダラダラと先延ばしにしていました。 そんな肩までぬるま湯に浸かりきっ...
手持ちの最新エディタはV3、データベースは全てV2(鏡音リンレンact1・act2・アペンド、巡音ルカ、猫村いろは)でかなり古い物でしたし、ボカロから距離を置いて久しいこともあり、なんとなくで後回しに。
そしてインストールをしないまま一年以上が経過した頃、新しいボカロが出るという話を耳にしました。
どうやらVOCALOIDがバージョン6になるらしい。
もうそんなにバージョンが進んでいたんですね、時の流れは恐ろしい。

VOCALOID6の特長 - VOCALOID ( ボーカロイド・ボカロ ) 公式サイト
ナチュラルな歌声を実現進化し続けるVOCALOID 最新版 2003年のリリース以来進化を続けるVOCALOI
ここにあるデモを聴いて、ボカロもここまでリアルになったんだと驚きました。
ぐぐっと気持ちが購入へと傾く。
「で、鏡音はどうなの」と調べてみると、V4Xというのが最新らしい。
というか、初音ミクが初音ミクNTという物になっていて、それはVOCALOIDではないとのこと。
クリプトンがVOCALOID陣営から離脱? 鏡音はV4Xで終わり?
疑問だらけになってしまいました。
ここでようやくVOCALOID以外にも歌声合成ソフトがあることを知ります。
知らぬ間に増えていた歌声合成ソフト
ざっと調べただけでもこれだけ見つかりました。
- VOCALOID
- Piapro Studio NT
- Cevio
- NEUTRINO
- Synthesizer V
しかも、それぞれのソフトに数多くの歌声データベースが存在しています。
数えてはいませんが、全部合わせたら100を超えちゃうんじゃないかっていうシンガーの数です。
また、同じシンガー(キャラクター)が複数のプラットフォームをまたいでいる物もあり、かなりややこしい状況になっているようです。
Synthesizer V のインパクト
正直どれを選べばいいのかまったく分からなくなったので、公式のデモソングやYoutubeに投稿されている動画をひたすらチェック。
新しい音源はどれも自然な歌声になっていて、時の流れ、進歩を感じます。
普通に歌えるというポイントはもう当たり前のようにクリアできていて、あとは声質や細かなニュアンスの好みの問題だけといった印象を受けました。
ひととおり聴いたところで、現状ではSynthesizer V が一番かなという結論に至り、購入を決めました。
- 最も自然な歌唱に聴こえたこと。
- Saki AIの声質が好みだったこと。
- 使用者のコメントを読む限りでは、エディットの手間が少なくて済みそうだったこと。(ベタ打ちでも普通に歌ってくれるらしい)
- 導入にかかる費用(エディタ+DB)が、比較的少なくて済むこと。
この辺りが決め手になりました。
ちなみに、機能が制限された無償版(Synthesizer V Studio Basic)もあるみたいです。
Synthesizer V Studio PRO スターターパック
有償のエディタ(Synthesizer V Studio PRO)には初めからMaiという歌声データベースが付属しています。
公式のデモソングを聴いた感じではこちらも優秀っぽいので、とりあえずSynthesizer Vを始めたいということであれば、エディターを購入するだけでもOKです。
視聴段階で声質が気に入っていたSaki AIか、数少ない男声ボーカルのRyoのどちらかを追加で入手したいと思っていたので、僕はSynthesizer V Studio PRO スターターパックを購入しました。
これでMaiとは別にもう一つ、好きな歌声データベースを手に入れることができます。
追加の歌声データベースをどれにするか決める前に、まずは付属のMaiを使ってみることに。
実際にベタ打ちで使ってみた
何はともあれ、まずはベタ打ちから。
エディタに直接4分音符でドーレーミーと打ち込み、再生。
ラーラーラー♪
これだけでもついニヤリとしてしまうくらい自然な歌声。
ドーレーミーまで書いた流れで、そのまま「かえるの歌」を打ち込んでみました。
こんな感じで端から端まで4分音符いっぱいに詰め込んだだけ、まさにベタ打ち。
ボカロで必須だった音符間を詰めたり開けたりする調整すら必要なし。
それでこの自然な歌声が出てきます。
本当に驚きです。
意外と大人な声でも歌えるMai
ベタ打ちでいきなり完璧に歌えてしまったMaiさん。
あえて気になる点を挙げるとすれば、僕が使うには声質が可愛すぎることくらい。
こういった感じの声に合いそうな曲が作れないんですよね。
ハスキーな低音だったり、高域で歌っているのに深さを感じさせる声だったり、どちらかといえば落ち着いたトーンの歌声のほうが僕にとっては扱いやすいです。
これはやっぱりスターターパックの追加データベースはSaki AIかな、と心が決まりつつある状況ではありますが、さらにMaiの可能性を探ってみます。
Synthesizer V にはマニュアルが付いていないので、ここからは手探り。
とはいえ、UIが分かりやすく出来ているので、そこまで悩むことはありませんでした。
ハスキーにしたかったらブレスを上げればいいんじゃない?
大人っぽい雰囲気やかっこいい感じにするならジェンダーをあげるのかな?
などと適当にいじってみた結果、出てきた声がこれ。
素で「おい、マジか…」って声が出ちゃいました。
これは好きな声質です。
ちょっとUAっぽい雰囲気もあってかっこいい声。
Maiってこんな声も出せるんですね。
オケを作って合わせてみる
思いのほか自分好みの歌声が出てきたもんだから、ついつい嬉しくなってしまいオケと合わせてみたくなりました。
で、実際にオケと合わせたら雰囲気ぴったりでそれがまた嬉しくなって、もっと歌ってもらいたいとボーカルのフレーズを追加。
かえるの歌をひとまわし、2周目はかえるの歌のフェイク、最後に気持ちが高ぶってアドリブ。
そんなイメージで作りました。
ほぼベタ打ちで、ノート単位でのエディットはしていません。
全体のパラメーターで、終盤にテンションを上げたくらいです。
それでこの歌いっぷり。
もはやただただ驚くばかり。
ちなみに、デフォルト設定のMaiだとこんな感じになります。
自然でハキハキした歌声はこれはこれで魅力的。
ただ、曲調と声質の相性でいえば最初のバージョンのほうが合っていると思います。
こういった感じの声はもっとキラキラしたポップなオケの曲が合いそうです。
いずれにせよ、エディタに付属しているMaiだけでもこのポテンシャル。
Synthesizer V、本当に凄すぎますよこれ。
Maiでも好みの歌声を出せることが分かったので、スターターパックの追加データベース選びが振り出しに戻りました。
SakiにするかRyoにするか、それとも他のデータベースにするか。
まだまだ悩みは尽きません。
- 2023/06/19 追記 -
半年以上迷った末、追加データベースはNinezeroにしました。
それではまた。


