気軽に使えるお手頃価格。コンパクトで軽く、小物釣りやちょっとしたアウトドアにちょうどいい。その一方で、ちょっと残念なところもある。
そんなダイソー発泡クーラーBOXにぴったり合ったバッグを作ってみました。
廉価クーラーボックスとダイソー発泡クーラーBOX
サイズによって165円から330円まであるダイソーの発泡スチロール製クーラーボックス。
安さだけが売りかと思いきや、意外なことに断熱性能もそこそこ高かったりします。
もちろん中級~高級クラスのクーラーボックスと比べたらお話になりませんが、相手が廉価品なら十分対抗できる断熱性があるんです。
意外と冷えるダイソー発泡クーラーBOX
2千円弱で購入した廉価クーラーボックスを分解してみました。
丈夫なプラスチックの外装・内装があって、それなりにしっかりと作られています。
椅子代わりに座ることも可能。
しかし、肝となる断熱材の厚さはこんな感じ。
右 廉価クーラーボックス:10.5mm
左 ダイソー発泡クーラーBOX:20mm
断熱材の素材はどちらも発泡スチロールです。
廉価クーラーボックスの厚みはダイソー発泡クーラーBOXの半分ほどしかありません。
さすがに見た目そのままダブルスコアの差がつくことはないでしょうが、ダイソー発泡クーラーBOXのほうが高い断熱性を持っているということは間違いなさそうです。
実際に使用していても、ダイソー発泡クーラーBOXのほうが長く冷えているし保冷剤の持ちも良いといった印象です。
今回のテーマとは関係ありませんが、廉価クーラーボックスを元に組み直すついでに、アルミテープとアルミ蒸着シートで断熱性能を強化しておきました。
この手のクーラーボックスによくある改造みたいです。
同様の記事がいくつかヒットしたので、それを読んで僕も真似してみました。
気休め程度ですが、少しはマシになるかなと期待しています。
ダイソー発泡クーラーBOXの弱点
安さに見合わぬ断熱性を持つことが分かったダイソー発泡クーラーBOXですが、弱点もあります。
それは、発泡スチロール剥き出しであるということ。
外部からの衝撃に非常に弱いと言わざるを得ません。
石やブロックにぶつけたり擦ったりすれば簡単に傷がつきますし、中に重い物を入れた状態でゴツゴツした地面に置けば底が凹んでしまいます。
そして、見た目も。
シチュエーションにもよりますが、そのまま持ち歩くのはちょっと恥ずかしい。
ただ、外装・内装が無いというのは利点でもあって、同じ容量であればサイズがコンパクトになって嵩張りませんし、軽くて持ち運びが楽になります。
小物釣りで使いたい僕にとってこの利点はとても大きい。
その利点を活かしつつ、弱点をカバーしてダイソー発泡クーラーBOXを使えるように、専用のバッグを作ることにしました。
随分と長い前置きになってしまいました。
ここからが本題です。
ダイソー発泡クーラー用バッグを作ろう。
パターン
まずは手元にある発泡クーラーのサイズを測り、パターンを考えます。
今回使うのは、330円の7.4Lタイプです。
まずメインの袋部分の構造を考え、その後にポケットなど周りに付けるパーツの構成を決めていくという順序。
僕は小物釣り(ハゼ・テナガエビ)で使うつもりなので、そこでの使いやすさを考慮したパーツ構成にしました。
使う生地
生地は手芸ナカムラで購入した撥水ナイロンオックス。
汚れに強そうな生地を、ということでこれに決めました。
外布の色はネイビー、内布はブラウン、こちらも汚れが目立ちにくいということでチョイス。
裁断
準備が整ったのでいざ製作開始。
裁断は直線のみでサクサク。
ロータリーカッターですいすいと進んでいきます。
縫製
まずは外布の各パーツにポケット類を縫い付け。
両開きのファスナーが前面と両側面の3面に渡って開く構造になっています。
内布側は1枚の生地で3面が全てつながっています。
釣り仕様で少し凝った作りの蓋。
発泡クーラーの蓋に穴を開けて、そこに餌箱をはめ込むようにしてあるので、それを出し入れするための小さな取り出し口を付けています。
穴を開けている分だけ断熱性が落ちるので、蓋の中にアルミ蒸着シートを縫い込んでみました。
気休め程度にしかならないと思いますが、無いよりはマシかなと。
完成した蓋部分。
ハサミや針外しなどを入れる小さなポケットも付けました。
底部分には芯を入れて強化。
重い物を入れて砂利などの上に置いたときに、底の発泡スチロールが凹んで傷んだりしないようにするための対策です。
芯にはダイソーのPPシートを使いました。
完成
それぞれのパーツを縫い合わせたら完成です。
ぱっと見はよくある普通のクーラーバッグといった雰囲気。
これなら中がダイソーの発泡クーラーBOXとは気づかれないかも。
サイドには小継竿を挿しておけるホルダーを付けました。
竿に隠れて見えにくいですが、ピンオンリールやカラビナなどを留めるためのベルトも付けています。
ファスナーを開けるとこんな感じ。
前面・後面・側面は縫い代を表に出さずに縫い合わせて裏返し、蓋と底の部分は縫い代が出てしまうのでグログランテープで包みました。
バッグに入れて使うのには邪魔になるので、発泡クーラーBOXの耳?(紐を通す部分)はスチロールカッター(ニクロム線を使った自作の電熱カッター)で切り落としています。
釣行時はこんな風にセッティングして使います。
蓋に嵌まっているミニタッパーが餌箱。
他にハサミ、ピンセット、針外し、予備の針をセット。
発泡スチロールは付いた汚れやニオイが落ちにくいので、釣った魚を入れる場合は必ずタッパーや厚手のポリ袋を使います。
一般的なクーラーボックスと比べてとにかく軽いのがなにより嬉しい。
実際に使うのが楽しみです。
まずはハゼ釣りからかな。
- パターン
自作オリジナル - 生地1
撥水ナイロンオックス生地(ネイビー)
115cm幅 x 2mカットクロス \605/枚:手芸ナカムラ(楽天) - 生地2
撥水ナイロンオックス生地(ブラウン)
115cm幅 x 2mカットクロス \550/枚:手芸ナカムラ(楽天)
初代バッグ
ちなみに、ダイソー発泡クーラーBOXに合わせたバッグを作るのは2回目だったりします。
これが初代。
画像のExif情報を見ると2019年の7月。
まだ袋物を数個作ったくらいの頃で、洋服を作るようになる前。
これを作った当時は「自己流の割にはなかなか凄い物ができたぞ」と喜んだものですが、今になって改めて見るといまいちな出来だなという感想に。
そういった感想を抱くのはそれだけ成長した証なのかなと考えると、少し感慨深いものがあります。
独学だけでも意外となんとかなるものですね。
今は本だけでなくYoutubeなどネット上の情報も溢れていますし、独学派の人間にとってはとても有り難く、良い時代になりました。
今回作ったバッグも、数年後にはいまいちだと感じるようになるのかな。
できればそうなってほしいものです。
それではまた。















