洋裁をやり始めてしばらくしてから思うようになったこと。
「自作エフェクターみたいにオリジナルのロゴを付けたい」
ただの自己満足ではありますが、自分が作った物であるという証を付けることで製作へのモチベーションも上がる気がします。
僕のDIY / ハンドメイド趣味は、言ってみれば子供のごっこ遊びの延長みたいなものですし。
というわけで、オリジナルのロゴを付けた布製のタグを作ってみることにしました。
何はともあれ下調べから。
タグに関する情報を検索して、ハンドメイド系のサイトや作家さんのブログなどを巡回。
オリジナルタグの種類
ハンドメイド趣味の人がオリジナルの布タグを作ろうと考えた場合の選択肢は大まかに2つ、刺繍タグとスタンプタグがあるようです。
ざっくり調べてみて分かったこと、感じた印象は以下のようなもの。
- 本格的で既製品っぽくなる
- スタンプに比べると価格は高め
- 業者に依頼して作ってもらう
- ある程度の数をまとめて注文する必要がある(業者による)
- お手軽でハンドメイド感が強くなる
- 安価に作れる
- スタンプがあればいくつでも自分で作れる
- どれだけの数を作るかは自分次第
刺繍・スタンプを問わず、オーダーの仕方も大まかに2つ。
- ある程度完成されたテンプレートの中から好きな物を選び、そこに希望の文字を入れてもらうイージーオーダー
- 全てのデザインを自分でして、その画像データを元に作ってもらうフルオーダー
確かに刺繍のタグは憧れではありますが、素人の趣味にそこまでは必要ないということでスタンプを作ることにしました。
デザインは完全オリジナルにしたかったのでフルオーダーです。
オーダースタンプ
オリジナルのスタンプは自分でも作れます。
実際に、消しゴムを彫ってすごくお洒落なタグを作っている人もいました。
しかしそれは難易度が高すぎるので、ここは素直に業者さんに作ってもらうことにします。
オリジナルのスタンプは楽天の東京アンティークというショップでオーダー。
2cm x 6cm サイズ、フルオーダーで1320円。
どんな物であれ、オーダーで何かを作ってもらうのって高額なイメージがあったので、予想よりもずっと安く作れることに驚きました。
Ai / Psd形式の他、JPG / PNG / PDFでの入稿を受け付けているようです。
エフェクターのデザインでいつも使っているフリーソフトのLibreOffice Drawを使い、PDF出力したものを提出しました。
エフェクター用に作ったGroocweedのロゴがメイン。
ロゴだけだと横に長細くなり過ぎるのが気になったので、下に music and handmade items という文を追加しました。
オーダーから数日、ほとんど待たずにスタンプが到着。
商品ページには「持ち手素材:天然木」とありましたが、MDFっぽい素材です。
水濡れに弱そうなので、そこは気を付けて使いたい。
ゴム面は完璧。
本当に送ったデータそのままという感じに仕上がっています。
オーダースタンプがこんなに安く簡単に作れるとは思いませんでした。
機会があれば他にもいろいろ作ってみたいです。
タグを作る
届いたスタンプを使ってオリジナルの布タグを作ります。
道具と材料
布タグ作りのために揃えた物がこちら。
ベースになる綿の平テープは手芸ナカムラで購入。
幅20mmのが欲しかったけど22mmしかなかったので妥協しました。
他の店で20mmのを探せばいいのですが、やっぱり安さには敵いません。
糊がついているとインクが定着しにくいとのことだったので、縮み防止と糊抜きのために水通しを済ませておきます。
左手前の黒いのが、バーサクラフトというインク。
アイロンやドライヤーでの加熱によって定着し、その後は水に滲まず洗濯にも強くなるというのが特徴で、スタンプタグ作りでは定番のインクになっているそうです。
他にはダイソーの印鑑マットを用意。
スタンプを押す
準備ができたら早速スタンプを押していきます。
縫い付けるときに折り返す部分の長さを計算して、一定の間隔で押していきます。
斜めにならないよう慎重に。
それでも慣れないうちは失敗作もいくつかできてしまいます。
全体的にかすれ気味になったり、隅に黒い汚れが着いてしまったり。
いくつか押しているうちに慣れてきて、あまり失敗しなくなりました。
納得のいく写りのものが20個ほど押せたところでスタンプ終了。
インクが乾いたら、アイロンを掛けて定着させます。
最後に1枚ずつ切り分けて、両端を折り返して再度アイロンを掛けたら完成です。
自分だけのオリジナルって考えると、なんだか嬉しくなっちゃいますね。
オリジナルタグが付くのを想像することで、どんな物を作ろうか考える楽しみがさらに増えました。
幅違いのテープ
最近になって、手芸ナカムラで幅19mmの平テープを発見。
スタンプを押して、22mmの物と比較してみました。
右列の19mmのほうが生成りの色が濃く、僅かに織りが粗い(糸が太い?)です。
凹凸が少なくなるぶんだけ、22mmのほうがきれいにインクが乗ります。
といっても僅かな違いですが。
縦横の比率と余白の違いで結構印象が変わるものですね。
縫い付ける対象に合わせて選んで使おうと思います。
蛇足だらだら無駄話
実は、スタンプを購入したのは2021年の12月、ほぼ3年前なんです。
そのスタンプで初めてタグを作ったのが2023年の5月。
自分の作品にタグを付けたらブログに書こうと考えていて、実際に初めて付けたのが前回の記事のレギュラーカラーシャツで、2024年の9月。

レギュラーカラーシャツを作る
『本格メンズ服』に掲載の「クレリックシャツ」のパターンでレギュラーカラーシャツを作りました。 使用した生地はHARUで購入した刺し子風のドビー。 去年作ったワイドスプレッドカラーシャツと同じ生地の色違いです。 ワ...
この記事を書くにあたって購入履歴や撮った画像のExif情報を確認して、その過ぎ去った時間の長さに我ながら唖然としてしまいました。
ちゃんとした物を作れるまではオリジナルタグなんて恥ずかしいとか、両親が使う物に付けて「このタグは何?」って訊かれてその流れでこのブログの存在を知られたらなんとなく恥ずかしいとか、そんなしょうもない理由でなかなか付けられずにいた、というのが言い訳ですけど、それにしたって時間かかりすぎ。
そのせいでスタンプの価格が購入時と現在で変わっていて、それをどう書くかと余計なことで頭を悩ませたり。
ちんたらしているとどんどん時は過ぎていくのに、このメンタルの弱さだけはどうにもならんのです。
思い立ったが吉日で、周囲を気にせずすぐに行動できるような人間になりたい。
そして改めてスタンプを手にして思うのは、ロゴの下に添えた一文はブログタイトルの元ネタになっている Be curious, not judgmental. のほうがよかったなと。
といっても、オーダーした頃はまだその言葉を知らなかったので仕方ないんですけどね。
それではまた。








